AGAはかゆみからはじまる!?〜若ハゲの頭皮の疑問を解決〜

AGAと頭皮のかゆみには、関係があるのでしょうか。

かゆみがひどいのはAGAのサイン・・・？。 逆に、AGAだからかゆみまで発症してしまったのか・・・。

そんな不安を抱えている人も多いのではないでしょうか。

AGAとかゆみの関係を知って、不安を取り除きましょう。

AGA（男性型脱毛症）は男性ホルモンの影響により、頭皮の毛穴に抜け毛のサインを送っています。

抜け毛は増えていきますが、この男性ホルモンにはかゆみを起こす作用はありません。

つまり、AGAと頭皮のかゆみはそれぞれ別の問題であり、かゆみのせいでAGAを引き起こすことはありませんし、

AGAだからかゆくなるというわけではないんですね。

AGAを引き起こす原因は男性ホルモンにあることは、すでにご存知かと思います。

男性ホルモンが頭皮の毛根に作用して抜け毛を起こしていますから、かゆみを起こす要素のない男性ホルモンではかゆみは起きません。

また、AGAとかゆみでは、症状が出る部分が違ってきます。

どのように違うのか、次で詳しく見ていきましょう。

AGAとは、男性ホルモンであるテストステロンが毛乳頭細胞に進入し、５αリアクターゼという酵素によって、ジヒドロテストステロンに変化します。

それがレセプターという男性ホルモンと結合し、毛母細胞に作用して抜け毛を起こしています。

AGAの原因とされる男性ホルモンや酵素など、どの物質にも頭皮に炎症を起こす作用はありません。

このことから、AGAと頭皮のかゆみには関係性がないと言われています。

AGAを引き起こす男性ホルモン。 頭皮には、その男性ホルモン受容体は前頭部と頭頂部にしか存在しません。

側頭部や後頭部には受容体がないため、そこから脱毛を起こすことはないと言われています。

しかし、頭皮のかゆみはどうでしょうか。 頭皮全体がかゆくなることもあれば、側頭部がかゆくなることもありますね。

このことからも、AGAによってかゆみが引き起こされているのではないと言えるでしょう。

AGAと頭皮のかゆみは無関係ですが、AGAとかゆみを併発している方も多いと思います。

アレルギー体質で頭皮が炎症を起こしてしまうということも考えられますし、皮脂の分泌が多ければ、それもかゆみの原因となります。

日常使用しているシャンプーも、洗い残しなどで頭皮に炎症を起こし、かゆみを引き起こす可能性があります。

また日常的に整髪料を使っている人やヘアカラーなどで髪を染めている人、パーマをかけている人もかゆみを引き起こす可能性があります。

また、アトピー性皮膚炎などのアレルギー体質の人は、少しの刺激でも炎症を起こしやすいので注意が必要です。

毎日きちんと洗っているのに、髪がベタベタしてくる・・・。

そんな悩みを持ってる人は、頭皮の皮脂分泌が多いのかもしれません。

また、皮膚炎によって抜け毛が進んでしまう可能性もあります。

かゆみを感じる人は、髪の洗い方やケアの仕方を見直してみる必要があるでしょう。

AGAを発症していて、育毛剤を使用している人も多いと思います。

しかし、育毛剤も成分によってはアレルギー反応を起こす可能性もあります。 頭皮に異常を感じる場合は、なるべく早く対処しなければなりません。

では、かゆみを起こさないようにするにはどうしたらいいのでしょうか。

自分の肌の状態をよく知り、その対策が大切になってきます。

刺激を与えないすぎないことや、使っている商品を見直す必要がありますが、具体的には何をすればいいのか。

その方法をご紹介します。

毎日使うシャンプーですが、洗い方が間違っていて肌にトラブルを起こす場合があります。 頭皮の正しい洗い方を実践してみましょう。

まず、シャンプーを手の平で泡立ててから髪の毛につけます。 そして、爪を立てないように頭皮を揉むように洗います。

洗い流す時は、熱いお湯をかけるのは良くありません。 38℃くらいのお湯で流しましょう。皮脂が溶けやすい温度です。

また髪が濡れたままだと、頭皮で雑菌が繁殖しやすくなってしまうため、入浴後はすぐに髪の毛を乾かすことも大切です。

アレルギー体質だと、少しの刺激でも炎症を起こしてかゆみが出てしまうこともあります。

また自覚がなくても「実はアレルギーだった」ということもあります。

肌が弱い、すぐにかゆくなる。

そんな人は、一度皮膚科でアレルギー検査を受けてみましょう。 日常的に使用している成分や食べ物などの中に、アレルギーが見つかる可能性があります。

もしアレルギーがあれば、その治療によりかゆみが改善されるでしょう。